どんな職業にも向き不向きがあるように、セラピストも適性があります。
体を動かすのが好きな人
セラピストは体力勝負です。
普段から体を使って何かをすることが好きな人は向いていますが、頭を使うような仕事が好きな人は、ハッキリ言って向いていません。
対人コミュニケーション能力
これは高い方が良いですが、だからと言って得意である必要はありません。
セラピストの多くは、コミュニケーションが苦手だったりします。
ただ、施術や専門的な知識を聞かれたら答えられるような、基本的な対話術は必要になってきますが、話術でお客様を癒そうとせず施術技術で癒せば良いので、スキルさえがあれば高いコミュニケーション能力は必要ありません。
仕事に対する価値観
仕事は仕事、と割り切っている人は、セラピストは向いていないでしょう。
セラピストの仕事は、好きでなければ務まりません。
好きなものを仕事にしたい=仕事が生き甲斐、と思えるくらいにならないと長続きしないでしょう。
また、仕事はお金を稼ぐためにやることだと思っている人も、セラピストの収入では満足できないと思います。
成功すればサラリーマンより収入を得ることが出来ますが、それまでの道のりは長いと思って下さい。
その下積み時代は、収入は低く、社会的保障も簡単には受けることが出来ません。
安定した収入や生活を求めているのであれば、サラリーマンのような硬い仕事を選ぶべきでしょう。
セラピストは、安定した収入よりも好きを仕事にしたいと思っている、職人のような人しか務まりません。
集団行動が好きかどうか
セラピストは個人事業主なので、社会に一人で立たないといけません。
集団行動や、規律が好きな人はセラピストの働き方は耐えられないでしょう。
逆に、人とは違う手法を生み出したい、それを考える事が楽しくて仕方ないと思える人は、セラピストにかなり向いています。
目の前の仕事に必死になれるか
これは、先ほど言った職人という言葉にも通じるところがありますが、セラピストは目の前のお客様のことに全力を注ぎます。
なので、もしあなたが多くのお客様を効率よく満足させるにはどうすれば良いか、等と考えてしまうのであれば、セラピストは辞めたほうが良いでしょう。
セラピストは、効率なんか考えず、目の前の事だけに集中するような人でなくてはいけませんし、この業界は視野が狭くなければ務まりません。
広い視野を持っている人は、セラピストより自分をもっと活かせる職業が必ずあるでしょう。